2022 / 04 / 15

伝統芸能プログラムレポート(2021年度)

※敬称略

☆開講式(オンライン)
対象:寺子屋塾生
配信:5月30日
講師:鈴木英一
新型コロナウイルスの感染拡大により、緊急事態宣言が延長されたため、多目的アリーナでの実施は取り止め、オンライン開催に変更。鈴木英一プロデューサー自宅にて開講のメッセージ、クイズ等を事前収録して編集、寺子屋専用サイト(塾生専用ページ)にて配信。

☆学習プログラム(オンライン)
対象:寺子屋塾生 
配信:6月27日 

第1回 ジュニア「伝統芸能クイズ」 シニア「アニメ常磐津」
収録:6月13日 大練習室
講師:常磐津和英太夫ほか

学習プログラム(全3講座)においても、オンライン開催に変更して実施。
初回は、大練習室にて常磐津による講座の収録。前半は、シニアクラス対象の「アニメ常磐津」を収録。演目は「白井権八 小紫廓の仇夢」。浄瑠璃:常磐津和英太夫、常磐津佐知太夫、常磐津松希太夫、三味線:常磐津文字絵、岸澤満佐志による演奏で、本日収録した音源に後日アニメーションの編集を加えるものである。後半はジュニアクラス対象の「伝統芸能クイズ」。常磐津和英太夫と常磐津文字絵二人の掛け合いでクイズが進行。衣裳、楽器、楽器の素材、楽器を使っての擬音などが出題される。

第2回 ジュニア「はじめての歌舞伎」 シニア「歌舞伎の女形」
収録:6月20日 大練習室
講師:中村京蔵

歌舞伎講座よりシニアクラス「歌舞伎の女形」から収録。国立劇場の研修生から歌舞伎の世界に入るまでの間の女形としての修行内容が実演を交えながら紹介。立ち姿、歩き方などの動作の表現から感情表現まで様々。姫、町娘、武家の女房、世話女房、花魁など役柄によって多様な表現方法があることに驚かされる。
続いてジュニアクラス「はじめての歌舞伎」の収録。男の子、女の子、姫、お化け、妖怪、番頭さん「名乗り」「兄弟喧嘩」「笑い方」などもその役柄によって細かく分類されている。そして、発声の仕方について、声をならすこと、息の吐き方、息に声を乗せる出し方、大きな声の出し方などの手本があり、役者にとっていかに声が大事なのかを実感。

第3回 ジュニア「声の出し方」 シニア「三味線の技巧」
収録:6月20日 大練習室
講師:鶴澤津賀寿ほか

義太夫講座よりジュニアクラス「声の出し方」から収録。義太夫は元々野外で行われていた芸能で、太夫は大きな声を出し、三味線も長唄で使われている楽器よりも一回り大きく、強い大きな音を出す太棹と呼ばれる楽器が使用されていることを説明。続いて太夫の道具の説明、尻引、腹帯、おとしなどいずれも太夫が大きな声を出すための道具、工夫であることを学ぶ。
続いて、シニアクラス「三味線の技巧」の収録。三味線は単なる伴奏ではなく、むしろ太夫の語る物語をリードしながら、登場人物の心情、その場の情景を力強い音で表現する重要な役割を担っていることを様々なパターンからクイズ形式で学ぶ。

☆公開講座「古典の日」
対象:一般
11月1日 伝承ホール

第一部 歌舞伎 「寿曽我対面」
講師:常磐津和英太夫ほか

第二部 文楽 「国性爺合戦」
講師:鶴澤津賀寿ほか

第三部 能楽「高砂」
講師:山階彌右衛門ほか

古典の日に開催する公開講座。今回は、昨年度コロナ感染拡大により開催ができなかった「初春講座」の収録映像を交えて、日本を代表する講師陣から不朽の名作の魅力と作品の背景を学ぶ特別講座を実施。

第一部の前半は、鈴木プロデューサーのご挨拶と古井戸秀夫(東京大学名誉教授)による収録映像の上映。後半は常磐津の舞台実演(浄瑠璃:常磐津和英太夫、常磐津千寿太夫、常磐津佐知太夫、三味線:常磐津菊寿郎、岸澤満佐志)。曽我兄弟の仇討ちとして有名な「夜討曽我」と「勢獅子」の上演。

第二部の前半は、女流義太夫による舞台実演から(浄瑠璃:竹本京之助、三味線:鶴澤津賀寿)。義太夫の三大名作として知られる「菅原伝授手習鑑」から「寺入りの段」を解説付きで紹介。後半は児玉竜一(早稲田大学教授・演劇博物館副館長)による収録映像の上映。映像ながらも客席から笑いが起きる芸達者ぶり。

第三部は能楽の名作「高砂」について、山階彌右衛門(観世流能楽師)と鈴木プロデューサーによる対談、後半は寺子屋塾生ジュニア代表の2名が講師より指導を受ける体験型ワークショップ、お稽古のあとは謡(武田崇史)を伴奏に実演。たった10分程度の指導にも拘らず、見事に舞って拍手喝采、最後に講師がお手本の仕舞を披露して終演。

公演の動画(ダイジェスト版)はこちら→

☆初春公開講座「古典藝能の名作」
対象:一般

第1回 人形浄瑠璃
1月7日 学習室1
講師:児玉竜一

テーマは源平合戦の後、兄・頼朝の怒りを買って、都を追われる義経一行と平家の亡霊たちが登場する虚実取り混ぜの傑作「義経千本桜」。1747年に大坂・竹本座で初演され、以来、人形浄瑠璃の人気を決定づけたこと、近松門左衛門に代表される人形浄瑠璃作家の輩出、「仮名手本忠臣蔵」、「一谷嫩軍記」などの傑作が次々と発表された時代を語る講義は熱を帯びて30分の超過。

第2回 歌舞伎
1月14日 学習室1
講師:古井戸秀夫

テーマは「京鹿子娘道成寺」。元々は江戸時代に能楽の「道成寺」を手本として作られた作品。能楽の大作「石橋」に近い型にしたことで成功したことなど、能楽と歌舞伎の関係についても詳しく語られる。さらには、歌舞伎と義太夫との関係、歌舞伎の特徴である女形の由来、舞と踊りの違い、舞と踊りを一つにした舞踊の発生、大坂と江戸の文化的な違いなどを知る。

第3回 舌耕芸
1月21日 学習室1
講師:今岡謙太郎

テーマは、「〈講談〉勧進帳」。江戸期は講談の人気演目が、歌舞伎や人形浄瑠璃にかなり取り入れられて今日に至っていることなど、興味深い内容が盛り沢山。講談は道具などの視覚的にものを一切使わない話芸であることから、自ずと語りは情景描写、視覚的な説明を入れることでセリフが多くなること、また、話し言葉なら、記録が残らないのでお上に咎められることもないことで、かなり自由な表現が可能だったことが語られる。

☆公開講座「やしょめ寄席4」
対象:一般
2月5日 伝承ホール

昨年度はコロナ禍で公開講座が実施できず、寺子屋塾生限定のオンライン開催となったが、今回2年ぶりのリアル開催。
はじめに、鈴木プロデューサーの挨拶があり、この春、真打昇進が決まった春風亭☆ぴっかりの登場。演目は「権助提灯」、地元の鉢山中出身ということもあり客席は終始なごやか、ご本人も「ぴっかり」の芸名で渋谷区のみなさんにきいていただくのはこれが最後で良い機会になりましたと感謝のお言葉。
続いて、漫才コンビ“ニックス”の登場。実の姉妹でプライベートな話題なども交えながらの漫才、会場は笑い声が絶えず、二人も満足の様子。
中入り後は、鈴木プロデューサーと出演者4組(5名)による「厄除座談会」。全員覆面をしての登場で言いたい放題、芸人の世界に入って気づいたこと、驚いたこと、ギャラの話しなどの楽屋話満載で大いに盛り上がる。そして、遠峰あこが、「東京音頭」からオペラの替え歌までを歌とアコーディオンで熱演。トリは、柳亭こみちによる「死神」。さすがの貫禄と安定した話しぶりであった。

☆修了式(オンライン)
対象:寺子屋塾生
配信:2月6日
講師:鈴木英一

今年度もコロナの感染拡大により、アリーナでの修了式は中止とし、学習室2にて事前収録、オンラインでの開催とする。鈴木プロデューサーより、今年度の寺子屋事業の総括をはじめ、クイズの出題等を収録。修了証については、修了式の変更とあわせて郵送。様々な感染防止対策を講じて計画した事業は、オンラインも交えながら全て実施することが出来たことは幸いであった。

■学習プログラム 塾生の感想
 2021年度は練習室での対面講座開催が叶わず、オンライン講座となりました。直接体験して貰えなかったのは残念ですが、「繰り返し」「じっくり」見ることができたとの好評を多く頂きました。またジュニアの多くは、保護者のかたと一緒に見て頂けましたので、これも本塾の理想に叶うものと喜んでおります。以下にごく一部抜粋ですが、各講座についての感想を紹介させて頂きます。塾生の真摯な学習ぶりを御覧下さい。皆さんに満点星を~。 

☆ジュニアクラス
■「はじめての歌舞伎」
○『泣く』、『笑う』などの表現が今と昔で違うことを知りました。自己紹介の仕方が男女で違うのが今と比べたら全然違うなと思いました。
○「は」行で笑うことを知った。私は「が」行でわらっている。
○けんかのときの、お兄ちゃんにはむかう妹の「ビビビビビー」がおもしろかった。
○男性や女性になったりする役者さんはすごいと思います。京蔵さんかっこよかったのでコロナがおさまったら、生で見たいです。
○「ビビビビビ」が、あっかんべえの意味だったことを知ってものしりになりました。ぼくが持っている国語辞典には書いてありませんでした。
○今まで歌舞伎の事を知った気でいたけど、まだまだ知らないことはたくさんあるんだと改めて思いました。
○パパとけんかしたときに「つがもねぇ」と「ビビビビビ」をつかいます。
○女の人が男の人の声、男の人が女の人の声ができるのがすごいと思いました。
○女の人と男の人でひょうげんがちがうと初めて知りました。は行でぜんぶなくひょうげんができると知りました。
○おこっているとき、ビビビビビとか、だれだとおもう、つがもねぇなど、はんげきのときに、つかうときのことばをしっかりと、おぼえられました!
○「ビビビビビ」は、嫌なことをされてもやり返せないときに使うと言っていので、これは使えるなと思い何回か練習してしまいました。

■「声の出し方 義太夫」
○着物はただ衣装であるだけでなく、こえをだしやすくするための大事な道具なのだとわかった。
○お尻の下に敷く台は、あしをしびれないようにするためだとおもったいたけど、声を出しやすくするための大事な道具だと知ってびっくりした。
○次回の学芸会に使えそうなポイントをいくつか発見しました。一つ目は、きつめの下着を着ることです。これは帯をまくのと同じようにするためです。二つ目は、小さなポーチにあずきをたく山入れておとしのかわりを作り、下着の下にしのばせることです。
○おどろいたのが、大きな声を出す人は衣装が普通の人と違うということ。
○三百三十七年前から語りつがれている伝とうが人形の口を通して今の人に伝えられていることはとても神ぴ的だなと思いました。ただ語るのではなく、息に声をのせて発声する事が人形にたましいをふきこんでいるからだと思います。
○おなかのまわりにいっぱいまくと、こえがおおきくなるのを、はじめてしりました。
○学校で三味線をやったことがありますが、音楽の先生がやってたのとは別で凄かった。

☆シニアクラス
■「アニメ常磐津」
○オンラインならではの斬新な企画で楽しませていただきました。太夫さんの声色ががらりと変わるところや、三味線が盛り上がる場面など、ついつい常磐津の演奏風景をワイプ画面で覗きたくなってしまうのは、歌舞伎舞台のイメージがあるからですね。
○惹きこまれました。権八(男性)と小紫(女性)の声音の違いが際立って、墨絵風の映像と相まって人柄が彷彿としました。
○アニメの絵がとても良かったです。
○シンプルな色と動きが、常磐津の世界を一層引き立たせていました。画像があるのに、さらに想像をかき立てる作品でした。
○家に居ながらこんなにしっかりと何度も観、聴き直せるなんてとても贅沢な時間です。アニメもとても分かり易く情景が良く分かります。力作ですね。
○繰り返し3回見ました。最初に一通り見て、次に常磐津の文言を書き写し、3回目には声に出して一緒に演じてみる風に。難しい日本語はほとんどない。
○モノクロで墨絵のような、それでいてなんとも奥行きが深く立体的で美しい。花魁がしゃなりしゃなりと可愛らしい。常磐津は心地よい人の声と三味線。
○非常に面白く楽しみました。字幕が出ていると、つい字を追ってしまい、2度目は常磐津に集中しました。このアニメ版は一般公開しても良いのではないでしょうか、またフランス語訳を付けて公開してはいかがでしょうか。
○歌詞を見ながら常磐津をしみじみ聞けるのは、理解しやすくて良かったです。
○コロナ禍の中でもこのようにオンラインプログラムを受講でき幸せを感じています。常磐津をアニメにするとは、と半信半疑で見始めましたが、初心者の私にとてもわかりやすく、また一つ楽しみ方が増えました。
○基本的なことをあらためて感じ、考えました。ジャンルを問わず、物語の具現化にはキャラ(役の前提)が必要で、役の演技・カタリはその前提の上に生み出されるのだ、と。義太夫節ももちろんですが、物語をカタル、節というものがわかったような気がしました。
○これはひとつのミュージカルなのだな、と思いながら楽しめました。
○思い切り自分勝手に生きている権八の生き方を、庶民は共感したから、「比翼塚」も出来たわけで。これが美談になってしまうというのも、考えてみれば凄いことだなあ。「建前の夢」と「本音の現実」が対比になってるのが、構成の妙、なのではないかなと感じました。
○鈴木先生の別撮りの解説と語りの字幕が親切で、理解が進んだ。直接、同じ場で空気や雰囲気を感じるのも好きだが、このようにオンラインの方がよりわかりやすいという利点もある。
○後半の動き(殺されるあたり)がリアルで、思わず目を背けてしまいました。他の作品でもアニメで見てみたくなります。
○字幕を大きくしながらくり返し聞いたので、物語が理解できました。オンラインの良い所だと思います。
○墨絵のアニメはとても分かりやすくよかったです。
○アニメの常磐津は初めてでしたのでとても良かったです。いつまでも画映を残していつでも見られると良いと思っております!
○今回のアニメを使った手法はAI技術を使った常磐津独自の画期的な施策では ないでしょうか。文字と絵画が一体となり非常に分かり易く常磐津が身近になります。
○耳からでも多少のイメージは何となく想像出来ますが、アニメ動画と照らし合わせて聞いてみると夢と現の狭間でより臨場感が味わえて想像力の裾野が広がりました。
○いつもよりしっかり見れて、繰り返し見れて良かったです。アニメの内容はあらすじを検索して3回見ました。
○太夫の皆様の説得力のあるすばらしい声、三味線の音色の迫力、そしてアニメでわかりやすくみせて下さるストーリー、楽しくて、何度も見てしまいました。
○字幕の歌詞をしっかり読み、時代も国も超えた共通のテーマに納得しました。
○音楽+映像+字幕で常磐津の太夫が語る世界をとても豊かに感じることができました。

■「三味線の技巧 義太夫節」
○三味線が、大きな音と小さい音で、狐を表したり、子供とおじいさん、神様、おさむらいさん、女の子とかを表したり、生き物を表したり出来るのが、凄いと思いました。(ジュニアクラス※親と一緒にみました)
○楽器一つでさまざまな登場人物や感情、情景などを表現する奥深さを改めて学びました。「女房役」である三味線は、太夫さんの息継ぎのタイミングにもなっているんですね。
○色止めもたった2音で様々な状況・人物を表す、という事で、本当に聞いているとたった2音なのに、その人物が見えてくる気がしました。
○三味線の鶴澤津賀寿さんが引いた後に呼吸を整える、というようなことをおっしゃっていましたが、ただ軽く引いていらっしゃるのではなく、一音に集中して心から引いているから音が生きてくるのだと思い、大変感動しました。
○配信という方式だからこそ、わかりやすくてよかったと思いました。三味線という楽器ひとつで、人物像、状況、感情など諸々表現できること、日本の伝統芸能の奥の深さをあらためて感じました。
○義太夫の伝統をコツコツと一つ一つ積み上げて来られた御両人の御努力と謙虚さに只々頭が下がる思いです。
○大人と子供、聖と俗が、音色ひとつで描き分けられる素晴らしい世界だと感じました。太夫と三味線方の役割分担、協力体制のお話も聞けて興味深い時間でした。
○義太夫、常磐津、長唄などなどの違い、その使われている楽器の違いなど何も分かっておりませんでした。寺子屋の講座でだんだん分かるようになり、今回のオンライン配信の講座でバッチリと、私の老いた脳にもとてもクリアーに入って参りました。
○三味線でいろいろと表現できて面白い。それにしても大夫さんの声の大きさ?はっきりさが暑さを吹き飛ばしてくれる。すっきり!
○じっくり三味線の音を聞いたことがないので、耳を大きくしながら、聞いていました。一度も、触った事がないので経験してみたいと、思いました。
○必要に応じて手元がアップになったりして、対面講座より分かりやすかったです。
○たった2つの音だけの いろどめ の実演はとても興味深く聴かせていただきました。内容に沿って微妙な音の表現の違いを出していることは驚きでした。津賀寿さんが、息を整えないと連続して弾けない、とおっしゃいていたことが印象に残りました。
○「いろどめ」=「色ドメ」に興味を惹かれました。キャラという前提を音で表現しているとは、これまでまったく知らず…。
○演奏法により曲想の変化がどう変わるかが、手許がよく見えることで、体系的に理解できました。
○三味線はバチに入れる力加減で雰囲気がガラリと変わる、弦楽器だけど打楽器のような要素もあるのだなあ、というのが分かりました。続けて弾くと息が切れる、というのも実感が籠っていました。
○人々は歌舞伎の中で登場人物を見るだけでなく音で人物のイメージを掻き立てられるのでより演目に夢中になるのだ。このことから三味線は歌舞伎のなかでなくてはならぬものだと感じた。
○お三味線でいろいろな擬音、鐘の音や猿の鳴き声、扉を閉める音はもちろん、登場人物の喜怒哀楽も語りといっしょに表現していることがよくわかった。
○お馴染みのコンビで「待ってましたっ!」と思わず声をかけました。京之助さんの絵がかわゆらしく、また全体の内容も良かったです。
○今までは太夫さんの語りを理解しようと聞いていたが、三味線の音をしっかり開きたいと思いました。
○いままでは義太夫節はただ聞いているだけでしたがこれからはお三味線を良く聞きながら聞くようにします!
○三味線は心地よいバックミュージックの感で聞いてましたが 三味線が義太夫をリードしてることが二人の会話でよく理解できました。
○義太夫と三味線は夫婦と同じである例えからはじまり、三味線が単調な音のみではなく、様々な場面を広げている大事な存在なのだと思いました。
○津賀寿さんの三味線をひきわける時、息を整えないとひけないと言われた言葉が印象に 残っています 。耳をすまして興味深く聞いてみたいと 思います。
○今回三味線によって人物や感情を表現できることを知り、とても驚きました。クイズを解いていくうちに音の違いも理解できるようになりました。

■「歌舞伎の女形」
○女形の体形の作り方、歌舞伎の感情表現を丁寧に教えていただけ、とても楽しかったです。普段の生活で自分自身が気を付けるべきことも学べました。
○女形の体形の作り方、歌舞伎の感情表現を丁寧に教えていただけ、とても楽しかったです。
○女性以上に女性らしく、女性にも真似できない美しさ。何度聞いても面白い。
○現代女性が忘れ去ってしまった恥じらいや慎み深さの表現など、改めて気付かされました。何度でも視聴し直して、Stay Home 時間を楽しませて頂きました。
○勘定奉行の人が実は女形サンだったの?一番驚きました。歌舞伎の女形の様式美?歌舞伎の伝統を思い知らされました。
○大変面白く、時間が短く感じられました。続編も聞きたいです。(沢山メモをとりました)オンラインで良かったのかも知れません。何度も繰り返し見ることができ、細かいところまで良く見えました。
○「泣き紙」という名称を初めて知りました。懐紙を使っているのは分かっていましたが、ちゃんと名前があったんですね。
○「女」というキャラの身体と声としぐさ(方法・様式)がとてもわかりやすかったです。
このような前提の上に役者は独自の芸を生み出していることを再認識できました。
○「女らしさとは、何か」を論理的に研究している方のお話は、違うものだと思いました。
○男性が異性である女性を表現するのは非常に難しいことだと思いますが、常にどう見えるか、見せるかということを研究し、形に表現するその努力と根気と表現力はまさに素晴らしいものだと実感しました。直接講演を聴けず、残念でしたが、かえって何回も鑑賞することができ、大変勉強になりました。
○「男女の骨格構造の違い」を熟知して、それに合わせて女性の身体に合わせていくという話は非常に興味深いものがありました。
○京蔵丈と鈴木先生のお話を伺っていて,女形という形態を現代にあえて残す意義を考えさせられました
○感情表現の恥じらい。扇子や手ぬぐいを見惚れて落とす実演、いいなぁ、コチラが惚れてしまうなぁ…
○京蔵丈の「京蔵節」と申しましょうか、すっかり引き込まれました!女形の泣きや笑いを、ぜひ取り入れてみたいと思います。
○小道具の扱い方も役の柄により異なる事を実演して下さり、理解できました。
○少しでも学んで女性らしく有りたいです!
○「胸に目がある。」とはとても驚愕でした。
○ぜひ覚えておきたい事と、常に心がけて、女性でも、もっと女性らしく、口で言葉で言うのではなく、体全体・心も伴って行動したいと思いました。
○男が女に“変身“してしまうという、ある意味むちゃくちゃな、アヴァンギャルドな方法論で役者をつとめることそのものに個人的には驚愕いたしました。
○中村京蔵騎師と鈴木英一先生のテンポの良い会話で、可成り理解でききました。
○日々の生活に流されて女性らしさを何処かに置き忘れてしまっている自分自身をあらためて見つめ直させてくみます。なかなか歌舞伎役者の方より、直接講義を受ける機会が無い中でお話しが聞けて身近に感じたのは良かったです。
○世界に誇れる歌舞伎ですが、友人に女形は胸が肝心なのよ、そんな説明 雑談をしながら楽しんでいきたいと思います。
○一瞬にして女形の体つきに変われるのを拝見して感動的でした。

NEWS一覧

2021.02.07 伝承ホール寺子屋 オンライン学習プログラム「やしょめ寄席」公開中(2/7~3/31)
2021.01.01 2020渋谷金王丸伝説公演の動画をアップいたしました。
2020.09.21 「渋谷カブキ音頭」チェックポイント3をアップロードいたしました。
2020.09.16 「渋谷カブキ音頭」チェックポイント1をアップロードいたしました。
2020.09.12 「カブキぼん!ダンス」の振付お手本動画をアップロードいたしました。
2020.09.09 「渋谷カブキ音頭」の振付お手本動画をアップロードいたしました。
2020.09.06 高泉淳子さんと江ノ上陽一さんインタビュー記事をアップロードいたしました。
2020.09.06 伝承ホール寺子屋塾生専用ページができました

 

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